クラシックピアノやブラスバンドなんかをやっている方には見慣れているスラーやタイですが、バンドを始めたばかりという方はなかなか馴染みがないかもしれません。
似ているようでまったく違うものなので、この機会に頭に入れておきましょう。
まず、スラーとタイを見比べてみましょう。
どっちがどっちか分かりますか?
左がスラー、右がタイです。
で、スラーとタイって何よ?と思った方、↓へお進みください。
では、まずスラーから。
スラーというのは、音符の上に線が引いてあります。
これは何かというと、スラーがかかっている音符をなめらかに弾くということです。
音符同士を繋ぐのではなく、音符の上に線が引いてあるのがスラーです。
余談ですが、スラーとは反対に、音を切って弾く場合は、スタッカートといい、音符の上に点が打ってあります。
これがスタッカート。この場合は音を切って弾きます。
ブラスなんかは多いかと思います。
次にタイです。
タイは、このように音符と音符が線で繋がれています。
これは、繋がれた音符のほうは弾きません。
なので、
は、イコール と弾くのが正解です。
後者のように書いてあると、非常に読みにくいので、前者のようにタイを使って表記されます。
バンドスコアだと、スラーよりもタイのほうが多く見かけると思いますが、音符同士が繋がれている場合は、後ろの音符は弾かない、ということを覚えておきましょう。