♪歌って踊れるキーボーディストのキーボード講座♪

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キーボードの弾き方をイチから教えます!バンドを始めたい方も参考にしてくださいね!

テンポ=BPMとメトロノームの紹介

曲を弾くときに、これってどのくらいの速さで弾くんだろう?と疑問に思いますよね?
特に知らない曲を弾くときは、この速さがどのくらいなのか示すものがないと、どう弾いていいか全く分からない訳です。
そんな疑問を解決してくれるのが、テンポ表記です。


まずは↓を見てください。
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今まで見なかった何かがありますね!
だいた、曲の冒頭、拍子記号の上辺りに書いてある数字です。
これは、1分間にどれくらい拍が入るのかを表しています。
4分音符が書いてあれば、4分音符がいくつ入るのかなので、この場合は、1分間に4分音符を120回打つということになります。

なんのこっちゃ?と思いますよね。
敢えて難しく言葉にするとこうなるのですが、テンポとは、普段曲を聞くときにノッていることがあると思うので、意外と自然に身についているかと思います。


例えば、上記の120の場合は、1分間に120回なので、1秒間に2拍入ります
秒針のある時計とにらめっこして、1秒の間に2回手を叩いてみましょう。
これを繰り返せば120のテンポになります。

もっと簡単な例を出すと、秒針と同時に手を叩いていたら、1分間は60秒なので、60回手を叩くことになります。
これは60のテンポということになります。

なんとなく分かってきましたか?


しかし、60や120のテンポは時計とにらめっこすればなんとかなるかもしれませんが、80とか150とか、秒針ではなんの参考にもならないかもしれないテンポのときはどうしたら良いでしょうか?
そんなときに役立つのが!!
メトロノーム
名前くらいは聞いたことあるよーって人も多いかも?


では、ここでメトロノームの紹介です。

まずは、アナログタイプです。

これは振り子のようになっていて、ゼンマイを巻くとカチカチいってくれます。
ピアノ教室なんかにはよくあるタイプがこれですね。
学校の音楽室とかにもあるかも。
棒のところに付いているつまみみたいなのが上下に動きます。上に動かすとゆっくり、下に動かすと早くなります
背面にテンポが書いてあるので、それに合わせます。
このタイプは、使うときは前面の透明のフタを外して使います。
使い終わったらちゃんとフタをしてあげましょう。
形はあまり変わりませんが、色は何色かあるものが多いので、好みで選べるのがいいですね。
音は、カチカチカチカチ…ですが、何拍子かを設定すると、1拍目にキーンといってくれるので、「キーン・カチ・カチ・カチ…(以下繰り返し)」という風に教えてくれます。



次に、デジタルタイプです。

これはテンポを光って教えてくれます
音楽スタジオにあるのはこのタイプがほとんどです。
リチウム電池や乾電池で動くので、軽量です。
ボリュームも調節することができます
折り畳みスタンドがついていて立てることもできます。
クリップが付いているものがあったり、形もいろいろなものがあったりするので、選ぶのも楽しいです。
ただ、個人的には、この商品のように、LEDの光る位置がいくつかあるほうが拍が分かりやすいと思います。
スタンドを使うことはありますが、クリップを使ったことはありません。
吹奏楽なんかで使う人は、クリップがあったほうがいいという話も聞きます。
音は、ピッピッピッ…です。拍子を設定すれば、1拍目だけ高い音にできます。


ピアノなどで使うのはアナログ、バンドなどで使うのはデジタルが使いやすいかもしれません。


最後にテンポの話に戻りますが、クラシックピアノなんかをやっていると「テンポ」と言いますが、バンドなんかでは「BPM」と言うことが多いです。
BPMとは、Beats Per Minuteの略です。
バンド経験者とスタジオに入ったときに、「BPM120で」などと言われても、慌てないように覚えておきましょう!