♪歌って踊れるキーボーディストのキーボード講座♪

♪歌って踊れるキーボーディストのキーボード講座♪

キーボードの弾き方をイチから教えます!バンドを始めたい方も参考にしてくださいね!

バンドでキーボードを始める人へ〜ミキサーの使い方〜

キーボードを始めたときに、たぶん一番困惑するのが、スタジオに入ったときにどうやって音を出すか、ということです。
キーボード用のアンプを使うこともありますが、ほとんどの場合はミキサーに繋いで音を出します

このミキサーがクセモノです!

キーボードをレンタルすると、稀にミキサーに繋いだ状態で置いておいてくれるスタジオもありますが、だいたいキーボードと一緒にキーボードの電源とシールドが置いてあるので、自分でセッティングをしないといけません


ミキサーってこんなやつです。
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ボーカルのマイクはこれに繋げて音を出します
なので、他のパートの人がミキサーの使い方自体は知っているかもしれませんが、マイクを挿すところとキーボードのシールドを挿すところも違うので、ミキサーの使い方は覚えておきましょう

下のほうについているツマミをフェーダーと言いますが、これはボリュームをいじります。
ミキサーを使うときはとりあえずフェーダーは全部下げてから電源を入れるほうが安心です。
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では、まず、ミキサーの電源を入れます
だいたいこの辺にあるものが多いです。
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スタジオによっては、電源と分かりやすく書いてくれてあるところもあります。


次にシールドを挿しますが、1〜3くらいまではマイクで使うことが多いので、これでいうと7、8辺りを使うと無難かなと思います。
キーボードはステレオで出すので、2チャンネル必要です。
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シンセ系の音を使う場合はステレオのほうがいいのですが、もしピアノの音だけ使う、なんていう場合は、まあモノラルでもいいかもしれません。
基本的にはステレオで出しますが…。

シールドの片方はキーボードのOUTPUTに挿して、もう片方をミキサーに挿す形になります。
ミキサーに挿すところはINPUTと書いてあるところです。
ステレオで出す場合は、キーボードのLのOUTPUTに繋いだ先をミキサーの7チャンネル、キーボードのRのOUTPUTに繋いだ先をミキサーの8チャンネル、というように挿せばOKです。


シールドの抜き差しをするときは、必ずフェーダーが下がった状態でやりましょう
上がったまま挿そうとすると、バリバリッとすごい音がするので注意。

シールドが挿せたら、キーボードの電源を入れ、キーボードの音量を8割くらい上げます

次に、ミキサーのマスターフェーダーを上げます
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マスターフェーダーは全体の音の音量なので、これを上げると、例えばマイクを挿していればマイクの音量も一緒に上がります。
マスターフェーダーはとりあえず7〜8割上げておきましょう。
基本的にフェーダーをMAXまで上げることはないかと…。


マスターフェーダーを上げたら、次にチャンネルごとのフェーダーを上げます
前述の通りに挿した場合は、7と8のフェーダーを上げます。
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ステレオの場合、左右同じように動かすことを覚えましょう。
7と8のフェーダーの位置がバラバラだと、左右の音量に差が出て気持ち悪いことになるので、一緒に動かします。
このフェーダーは、周りの音に合わせて音量を調整します。
ただ、キーボードがミキサーのすぐ横にあるとは限らないので、ミキサーのフェーダーを8割くらいに上げておいて、あとはキーボード側のボリュームを上げ下げすれば、わざわざミキサーまで行かなくてもいいので、ある程度ボリュームの調整ができたら、手元のキーボードのボリュームで調整するほうがいいです。


ここまでくれば、音が出ることがほとんどなので、とりあえず鍵盤を押してみましょう。
音が鳴ればOKです。


音が出ない場合、チャンネルごとのONボタンを見てみましょう
ここです。
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これがONになっていないとそのチャンネルが生きてきません。

それでも出ない場合、GAINをチェックしましょう
GAINとは入力の音量になるので、これが0の状態だと、入力されないので、もちろん出力もされません。
GAINのつまみを少し時計回りに動かせば入力の音量が上がってきます。
これもステレオの場合は2チャンネル同じ位置にしておきましょう。
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これでも出ない場合は、そもそもミキサーの電源が入っていない(何もランプなどがついていなければ電源が入っていない可能性大)、シールドを挿す場所が間違っている(INPUTに挿してあるか確認、たまにINSERTに間違えて挿してしまうことがあるかも)、キーボードのボリューム・ミキサーのマスターフェーダー・チャンネルのフェーダー・GAINのどれかが下がっている、辺りが考えられます。
キーボードは基本的にステレオで出すのであまりありませんが、稀にシールドがダメになっているというパターンは極々低確率で、なくはないです。
ただ、LRどちらも出ない(シールドが2本ともダメになっている)というのは考えにくいです。
ボーカルがいるのであれば、マイクの音は出るのかどうかも一緒にチェックすると、何がダメなのかは分かりやすくなります



ここまでチェックして音が出ないということはないとは思いますが、それでも何かトラブルがあった場合は、遠慮なくスタジオのスタッフさんを呼びましょう
自力でやろうとして何十分もメンバーを待たせるのは避けたいので、そもそもセッティングの仕方をスタッフさんに聞くというのもありです。
知ったかぶりとかをせず、初心者で分からないので教えてもらえますか?と言えば、快く教えてもらえるはずです!
初めてスタジオに入る場合は、スタジオに入るまでの待ち時間に、スタッフさんにその旨を伝えて一緒に入ってもらうのもいいかもしれませんが、スタジオは何個もあって、スタッフさんは少人数なことが多いので、自分の都合のいい時に来れない場合もあるので注意が必要です。
「キーボードの音の出し方が分からないので、セッティングの仕方を教えてもらいたいのですが…」と相談すれば、スタッフさんのいいタイミングで来てくれると思います。
セッティングを聞いた場合は、その様子を見ていて、次は一人でできるようにしましょうね!

これをマスターしないと延々に音が出ませんのでwセッティングの仕方は覚えておきましょう!