♪歌って踊れるキーボーディストのキーボード講座♪

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キーボードの弾き方をイチから教えます!バンドを始めたい方も参考にしてくださいね!

口パクと当て振り

ライブをやっていると、口パクや当て振りあてぶり)という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。

口パクは、割と普通に生活していても聞く機会があるかもしれませんが、ボーカルが実際には歌わないで、歌っているように口を開けることを言います。
音楽番組なんかを見ていると、口パクのアーティストもいて、見ているとけっこー分かります。
ライブで口パクをするときは、事前にオケにボーカルを入れてしまうのですが、流れてる歌に合わせて歌っているフリをします。
普通にバンドで歌うときに口パクはしないと思いますが、例えば、ダンスをしながら歌う場合なんかは口パクのこともありますね。
楽器を弾きながらコーラスをするときに、コーラスをオケに入れてしまって、ボーカルは普通に歌うけど、コーラスだけ口パク、というのもあります。
ただ、口パクする場合は、リハでPAさんに言っておかないと、マイクの音量を上げられてハウリングを起こしてしまうということもあるので、注意しましょう。

続いて当て振りですが、当て振りは口パクの楽器バージョンです。
オケに楽器の音が入っていて、それに合わせて演奏します。
演奏するフリなので、音が出る状態でセッティングをしていても、出力をゼロにして、外に音が出ない状態にします。
テレビで生放送なんかの場合は特に、トラブルを避ける為に楽器は当て振りということもあります。
ライブで当て振りはあまり経験がないですが、例えばパフォーマンスを重視したい場合などに当て振りにすることもあります。
キーボードの場合、実際弾くところと当て振りするところがある場合、音色の設定をするときに、ひとつだけ音量をゼロにして、音が出ないものを用意しておくといいかと思います。
当て振りにすることで、動作が大きくなって、見ている人を楽しませることができるなどのメリットもありますが、当て振りにも、上手さはあるので、当て振りをする場合は、タイミングを合わせたり、動きを作り込んだりすることも重要です。

口パクや当て振りは、生音ではないという点で悪く思われがちですが、必ずしも悪ではなく、メリットもあるので、効果的に使うといいと思います。