♪歌って踊れるキーボーディストのキーボード講座♪

♪歌って踊れるキーボーディストのキーボード講座♪

キーボードの弾き方をイチから教えます!バンドを始めたい方も参考にしてくださいね!

バンドでキーボードを始める人へ〜ライブ当日の動き方〜

ライブが決まって練習もしっかりしたら、ライブ本番を待つばかりです。
初めてのライブは、本番当日、緊張MAXで会場に向かうことになるかと思います。

ライブをやる時には、入り時間というものが伝えられていると思いますが、入り時間は厳守するようにしましょう。
場所が分からなかったり、一人でライブハウスに入るのが緊張したりという時は、近くでバンドメンバーと待ち合わせて、全員でライブハウス入りをしましょう。
リハスタでもよく遅刻してくるようなメンバーがいる場合は、早めの時間に待ち合わせをして、全員で揃っていくのが安心かと思います。

ライブハウスに着いたら、元気に挨拶をしながら入りましょう。
初心者の場合は特に、ライブハウス側に迷惑を掛けてしまうことも多いと思うので、第一印象は非常に大事です。
「おはようございます、(バンド名)です、よろしくお願いします」というように挨拶すればOKです。

ライブハウスに入ったばかりの時間は、まだ楽屋が開いていないことが多いので、楽屋に入れなければ会場の空いているスペースで待ちましょう。
他のバンドがリハーサルをしていれば、それを見学していることをオススメします。

当日は、タイムテーブルという、予定表をもらうかと思うので、自分のリハの時間、本番の時間を把握しておきましょう。
事前にタイムテーブルをもらうこともありますし、稀に、出演順が当日決まるという場合もあります…。
ちなみに、リハーサルの順番を、本番通りの順番で行うことを順リハ、本番と逆に最後の出演順から遡って行うことを逆リハと言います。
基本的に、逆リハのことのほうが多いです。
逆リハだと、一番最後にリハをしたバンドが、セッティングを変えずにそのままで本番にいけるからです。
ランスルーといって、本番とまったく同じようにリハをすることもありますが、余程大きなライブなどでない限りはランスルーはあり得ません。


リハの時間の前に、できるだけセッティングの準備をしておきましょう。
ギターやベースの場合は、エフェクターを繋いでおいたりします。
キーボードの場合は、キーボード本体が持ち込みであれば、電源やシールドなどを繋げておけば、セッティングが楽になります。
リハの時間は決まっているので、セッティングで時間を取ってしまうと、音出しといって、実際に演奏できる時間がどんどん短くなってしまいます。
ここはメンバー全員気を付けるようにしましょう。

リハの流れは、各楽器ごとにまず音を出してPAさんに音を調整してもらいます。
キーボードの場合は、使う音色ごとに音を出します。

楽器ごとの調整が終わったら、曲を演奏して、モニターの確認をしていきます。
モニターとは、スピーカーと言い換えると分かりやすいかもしれません。
モニターからは、自分の音と各楽器の音が出ているので、自分の音が聞こえづらい場合は、自分の音を上げてもらうか、他の音を下げてもらうようにPAさんに言います。
モニターから音が出ることを返しと言ったりもするので、覚えておきましょう。
返しどうですか?と聞かれた時に、なんだそれ?とならないように…。
キーボードの返しは、できれば自分の音だけ出すモニターがあるとやりやすいです。
これはライブハウスの規模などにもよるので、必ずあるとは限りません。

モニターの確認は演奏をしながら調整していくことも多いので、丸々1曲演奏するという訳ではなく、1コーラスで一旦止めることがほとんどです。
あとは、リハの時間を考えながら、どの曲を演奏するか伝えて演奏していきます。
時間によっては全曲リハで演奏できないこともあります。
リハの前にメンバーで相談していくといいかもしれません。
時間があれば、曲順で1コーラスなどやっていくと分かりやすいですね。
演奏を始めるときは、ボーカルなどマイクを通せる人が、何曲目のどこを演奏するかを伝えましょう。
「3曲目1コーラスやります」とか、「5曲目のギターソロからやります」とか、具体的に言うといいです。

リハが終わったら、本番までに他の出演者に挨拶ができるといいと思います。
あまりに大人数でない限りは、全員に今日はよろしくお願いしますと一言伝えておくだけでも印象が変わります。
楽屋が入れるようになったら楽屋に移動しますが、各バンドメンバー全員が入りきれる楽屋はなかなかないので、荷物を置いたら貴重品を持って、会場などで待機するほうがいいかと思います。
楽屋は本番前の準備をする人達が優先と思っておきましょう。
本番中、自分達の出演順以外は、会場で他のバンドの演奏を見ていると勉強になります。

本番の少し前になったら、楽屋に入って、着替えやメイクなどを済ませて、本番に挑みます。
本番になったら、緊張するとは思いますが、とにかく楽しむことを心掛けるといいと思います。

本番が終わったら、ステージ上を片付けて楽屋に戻ります。
あとは他の出演者が終わるのを待って、楽屋の片付けをして、他の出演者やスタッフの方にも挨拶をして解散です。
稀に自分の出演順が終わって撤収する人もいますが、相当な理由がない限りは失礼に当たると思うので、他の出演者の出番を見るというのもマナーの一つです。
万が一、例えば終電の関係などあれば、事前にスタッフの方や他の出演者に話して、挨拶をしておくと良いでしょう。


終わったあとに、出演者全員で打ち上げをするということもありますが、どちらかというと、バンドごとの打ち上げという形が多いかと思います。
打ち上げなどをする場合、バンドマンは楽器を持っていてかなり邪魔になるので、居酒屋などに入る場合はお店や他のお客さんにも配慮しましょうね。

ライブ当日の動きはこんな感じです。
リハの仕方などはまた書いていきたいと思います!