♪歌って踊れるキーボーディストのキーボード講座♪

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キーボードの弾き方をイチから教えます!バンドを始めたい方も参考にしてくださいね!

バンドでキーボードを始める人へ〜リハで焦らない為に〜

ライブやるぞー!当日だぞー!さあリハだ!!
……あれ?リハってどうすればいいの?と不安になりますよね。

ライブ当日の動き方を前回書いていますが、今回は、キーボードのリハーサルの仕方について書いていきます。
参考までに、ライブ当日の動き方の記事はこちら↓
rubygarden.hatenablog.com


自分のバンドのリハの時間になる前に、持ち込みの機材のセッティングをしておきましょう。
すべてライブハウスのものを使う場合は、基本的にはライブハウス側でセッティングをしてくれます。
一部持ち込み、一部レンタルなどの場合は、事前にきちんとレンタルするものを確認しましょう。

私の場合は、ショルダーキーボード持ち込みのことがほとんどなので、ショルキーのみ持ち込みの場合は、リハの前に、本体と音源をMIDIケーブルで繋ぎ、音源にはシールドを挿しておきます。シールドはLR(左右)が分かるように、例えばLのほうの両端にビニールテープを巻いておくなどすると、役に立ちます。
ちなみに、ショルキー用のスタンドはライブハウスにあるのは見たことないので、持ち込みます。ギタースタンドではボディが入らず使えないので、スタンドが必要な場合は自分で用意して持ち込みましょう。

レンタルでエレピやキーボードを借りる場合、事前にレンタルの申請をします。
ライブハウスによって借りられる機種、料金が異なるので、ライブハウスのホームページなどで事前に確認し、どれを借りるか指定します。
借りられる機種を確認する際は、ピアノタッチかどうか、何鍵あるか、どんな音色が使えるか、などを調べましょう。
例えば、ピアノだけの音色で使いたい場合は、ピアノタッチのほうが使いやすいし、64鍵だと両手で弾く曲などは鍵盤が足りない可能性が出てきます。
併せて、キーボードスタンド、ペダルのレンタルの有無も確認しましょう。
ペダルは自分の使いなれているものを使いたい、という場合もあるかもしれませんが、メーカーなどによって、極性というものがあり、通常はペダルを踏んでいると音が伸びますが、これが逆になってしまい、踏んでいると音が伸びないという仕様になってしまうこともあるので、事前に確認するか、ペダルはキーボードと一緒にレンタルをして、どんな形のペダルでも使えるようにしておくほうが無難ではあります。ただ、ペダルによっては、靴との相性で滑ってしまったり、踏み心地が違ったりもするので、適応能力は必要かもしれません…。

シンセのみ持ち込み、スタンドを借りるという場合は、できればどのようなスタンドがあるかを事前に確認しておきましょう。テーブル型やX型など、どのタイプがあるのかを聞いておくといいかと思います。
いつもはテーブル型だけど、X型をレンタルする、となると、ペダルを置く位置や足・膝の位置がズレてくる可能性が高いです。
シンセにペダルを繋いだり、シールドを繋いだりするのはできればステージに上がる前にやっておきましょう。


リハの時間になってステージに上がると、本体が持ち込みの場合は、まずシールドをDIに挿すところから始まります。
さて、DIとはなんでしょうか?
読み方はそのまま、ディーアイと読みます。
簡単に言うと、シールドをDIに挿すことで、ステージからPAミキサーまでキーボードの音を飛ばすといったところです。
もしかしたら、事前に、「キーボードはDIいくつ必要ですか?」と聞かれることがあるかもしれません。
モノラルひとつに対して、DIがひとつ必要なので、普通に1台のキーボードをステレオで出す場合は、DIは2つ必要になります。
文章にすると難しいですが、要はシールド1本に対してDIが1つ必要です。基本的にはキーボードはステレオで出すかと思うので、シールドを2本使うということは、DIも2つ必要ということです。
2台持ち込みの時は、DIが4つになります。もしくは、2台を持ち込みのミキサーに繋いで、ミキサーからステレオで出してDIを2つ使う、などです。これは中級者向けくらいになるので、初心者の内は考えないかと思いますw
DIに関しては、持ち込みの場合は必ず会話に出てくるので、よく理解しておきましょう。


次に、立ち位置です。
上手下手、という言葉がありますが、じょうずへた、ではなく、かみてしもて、と読みます。
ステージや舞台なんかで使う言葉で、ライブハウスのステージでも使います。
ステージに立った自分たちから見て、左手がかみて、右手がしもて、です。
お客さんから見ると、左手がしもて、右手がかみて、です。
ややこしいですが、覚えておくと便利です。


あまり使わないかもしれませんが、バミリも覚えておくといいでしょう。
バミリとは、立ち位置などの印のことで、ビニールテープなどを貼って、位置を分かるようにしておきます。
「バミっておきましょう」など言われて、何それ?!とならないようにしておくといいかと思います。


キーボーディストとしては、最低限、持ち込み、レンタル機材の確認とDIについては理解をしておきましょうね。