♪歌って踊れるキーボーディストのキーボード講座♪

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キーボードの弾き方をイチから教えます!バンドを始めたい方も参考にしてくださいね!

ショルダーキーボードのメリットとデメリット

なかなか使っている人を見ないショルダーキーボードですが、私はライブでバンドをやるときはほとんどショルダーキーボードを使っています。
それ以外に、ピアノを弾くこともあれば、普通のキーボードを使うこともあるので、今回は、ショルダーキーボードを使うことのメリットやデメリットについて紹介していきたいと思います。

ショルダーキーボードを使うメリット

まず、ショルダーキーボードを使うメリットとしては、目立つこと、動けることです。
キーボードって、後ろで弾いているイメージが強くないですか?
キーボードやドラムはその場から動かないというイメージが強い人もいるかと思います。
なんなら、バンドメンバーにキーボードがいないとか、けっこーザラだったりしますよねw
その辺は脱線してしまうので、またの機会にしておきますが…。
普通のキーボードだとできませんが、ショルダーキーボードだと前に出て動くことができます!
ひっそり弾きたいという方には向いていませんが、せっかくライブをやるなら、前にも出てみたい!という方はぜひw

次に、他の人に覚えてもらいやすい、という点もメリットかと思います。
というのも、ショルダーキーボードを使っている人が圧倒的に少ないので、ライブに来てくれたお客さんや、対バンしたバンドからなども、ショルダーキーボードの人として覚えてもらえることが多いです。
実際、私自身も、「あ、あの時のショルキーの!」と言われることも多々あります。
ライブイベントなどで何組もバンドが出ているときは、特に印象的なことがないと、自分の目当てのバンド以外に目がいきませんが、ショルダーキーボードは印象付けるという点で優れているといえます。
サポートをしているときに、バンドは覚えてないけどショルキー使ってたから覚えてる、と言われることもあるほど、ショルダーキーボードはいろんな意味で目立ちます

あと、バンドのときは他のメンバーと絡めるのもショルダーキーボードならではです。
よくバンドを見ていると、ボーカルとギターが絡んだり、ギターとベースが一緒に演奏したりするシーンがありますよね。
キーボードだと、誰かが来てくれない限り絡めませんw
ですが、ショルダーキーボードの場合は、他のメンバーと絡むのも容易です。
今までキーボードでちょっと疎外感があったよ、という人にもオススメですw


ショルダーキーボードを使うデメリット

続いて、ショルダーキーボードを使うデメリットですが、これは圧倒的に種類が少ないので、選択の余地がないことです。
例えば楽器店に行った場合、ギターやベースなどは、何十本も置いてありますが、ショルダーキーボードは、置いてあっても1種類です。
いまだかつて、ショルダーキーボードが2台以上置いてある楽器店に遭遇したことはありません。
あっても1台、半数以上の楽器店はショルダーキーボードを置いてないかと思います。
取り寄せはしてもらえることがほとんどですが、サイズ感を見たいとか、実際に手に取ってみたい、というときには置いてあるお店を探すしかありません
これだけショルダーキーボードを使っている私がずっと買い替えていないのは、サイズ感や重さ、仕様などで選択の余地がないからです。

演奏面で言うと、両手弾きは基本的にできないという点です。
できなくはないのですが、鍵盤数も少ないので、物理的にできないことがほとんどです。
ピアノをメインで弾く曲などは、ショルダーキーボードは使わず、他のキーボードやピアノを用意する必要があります

使っている人が少ないので、目立つというメリットはありますが、逆に、使っている人がいないということは、参考にできる人が少ないということです。
セッティングの仕方だったり、気を付けたほうがいいこと、何を揃えればいいのか、など、初歩的なことも身近な人に聞くというのがほとんどの場合はできないかと思います。
私もショルダーキーボードを買うときに、楽器店で疑問点を聞いたのですが、何人か店員さんが出て来てくれたけど、結局、問題が分からなかったこともあります。

付属品が少ないこともデメリットに挙げられます。
スタンド、ケースなどもほとんど出ていません。
持ち運び用のケースですが、ショルダーキーボード用というのがなかったので、私はギターケースに入れています。ただ、小さめのギターケースは入らないし、安価なギターケースだとショルダーキーボードの重さに耐えられなくて壊れるし、いいケースを探すのも一苦労です。ベースのケースだと入る場合もあります。ケースを探している場合は、ギタリストやベーシストにちょっとケースを借りて入れさせてもらって検討するという手もありますよ。
スタンドは私の購入したときはまったくなくて、後継機が出たときに楽器店でスタンドに置かせてもらってちょうど良かったので購入しました。ライブのときはスタンドも持っていきますが、リハのときは、荷物が多くなるのが嫌なので、スタンドは持ち歩きません。リハスタで置きたい場合は、イスの上に置くか、壁に立て掛けるかしています。ちなみに、ギタースタンドだとネック部分をどんなに伸ばしても置けません。
ストラップもショルダーキーボード用というのはないので、ギターやベース用のものを使っています。


ショルダーキーボードのメリットとデメリットについて理解していただけたでしょうか?
デメリットもありますが、私はいろいろな観点からショルダーキーボードを愛用しています。



一応、追記しておくと、他のキーボードを何も持っていないのに、ショルダーキーボードのみを購入する、というのはやめたほうがいいです。
私は耳コピをしたりDTMをしたりというときは、他のシンセを使っていて、ライブなどの準備をするときにショルダーキーボードを出します。
デメリットでも挙げたように、ショルダーキーボードだけではどうにも演奏できない曲も出てくるので、安価なものでもいいので、キーボードかシンセは他に1台はあったほうがいいかと思います。


このブログもショルダーキーボードのワードで見に来てくれる方が多いようなので、それだけショルダーキーボードに関する情報が少ないんだろうなーとも思います。
なので、これからもショルダーキーボードについても情報も発信していきたいと思っています。
今回の記事で、これからショルダーキーボードの購入を検討しているという方の参考になれば幸いです。