♪歌って踊れるキーボーディストのキーボード講座♪

♪歌って踊れるキーボーディストのキーボード講座♪

キーボードの弾き方をイチから教えます!バンドを始めたい方も参考にしてくださいね!

バンドでキーボードを始める人へ〜ちょっとした豆知識〜

バンドをやるときに、知っているとちょっと役に立つかもしれない豆知識を紹介していきます。

キーボードは同じ上モノのギターと絡むことが多いので、ギタリストとは一番仲良くなるかもしれません。
上モノ、とは、うわものと言いますが、メロディーなどを演奏する楽器で、キーボードやギターは上モノに分類されます。
これに対し、ドラムやベースはリズムを刻むので、リズム隊と言われます。

あまり初心者だとないかもしれませんが、ギタリストからたまに「Aの音ちょうだい」などと言われることがあります。
これは、ギターのチューニングをしたいときに言われます。
キーボードは電源を入れれば、キーが変わるということはないのでそのまま弾けますが、弦楽器(ギターやベース)は弾く前にチューニングをして、音を合わせるという作業が必要になります。
初心者は特に、チューナーを使ってチューニングをする人が多いのですが、自分の耳でチューニングをする人の場合、基準になる音が欲しいので、キーボーディストに、基準になる音を出して欲しいという訳です。
Aはラの音なので、Aちょうだいと言われたら、ラの音を出してあげればOKです。

ちなみに、ギターのレギュラーチューニング(基本的なチューニング)は、E→A→D→G→B→Eなので、ミ→ラ→レ→ソ→シ→ミの順で音ちょうだいと言われることもあるかもしれません。
ギターのチューニングのことまで覚える必要はありませんが、Aがラ、など、アルファベットを言われて音が分かるようにはしておきましょう。
音を出してあげるとき、ピアノの音色だと、一度鍵盤を押しただけだと音が消えていくので、ペダルで多少伸ばしてあげるか、音が消える前に弾き直してあげると親切です。ポーン、ポーン、ポーン、という感じで、繰り返し同じ音を弾いてあげましょう。
鍵盤を押さえている限り音が鳴ってくれるオルガンやリード系の音色にしてあげるのもありですが、リード系など音が歪んでいるものだとチューニングしづらいので注意です。注意というよりは、優しさですw

ギターやベースのことを、サオということがありますが、ショルダーキーボードを使う場合は特に覚えておいたほうがいい言葉です。
サオとは、ギターやベース自体のことを言い、主にライブのときなどに、「サオはステージに置きっぱなしで」といった風に使います。
普通のキーボードを使うときは言われませんが、ショルダーキーボードを使う場合は、ライブハウスの人から、「サオどうしますか?」と聞かれることがあるかもしれません。
ショルダーキーボード自体を使っている人工が少ないのでなんとも言えませんが、私は「サオ持って捌けますか?」など言われることもそこそこあります。捌ける、とは、はける、と言い、ステージから出ることを指します。
「サオって何?!釣りしないよ!」なんて思わない為に、ショルダーキーボード使いの人は、特に覚えておくといいでしょう。

覚えておくといいことは他にもたくさんありますが、長くなってしまったので、今回はこの辺りで締めたいと思います。