♪歌って踊れるキーボーディストのキーボード講座♪

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キーボードの弾き方をイチから教えます!バンドを始めたい方も参考にしてくださいね!

完コピって何?

バンドを始めると、よく耳にする「完コピ」という言葉。
完コピ?何それ?と思ったことのある人もいますよね?

まず、完コピとは、完全コピーの略です。
既存の曲を完全再現するぞ!てコトです。

バンドを組んですぐにオリジナルをやろう!というパターンは稀だと思うので、だいたいの場合は、この曲コピーしよう!このアーティストのコピーがしたい!なんてバンドを組みますよね
そんな中でよく出てくる完コピという言葉。
この曲、完コピしようよ!」というのは、割と初心者バンドにありがちなセリフな気はしますが…、初めに言っておくと、初心者に完コピは無理です。
プロが弾いているものを初心者が再現できるはずはないですよね。

しかし、完コピをしようとする心意気は必要です!

一言で完コピと言っても、何をコピーするか、というところですね。
まず、弾いていることをコピーするのはもちろんですが、機材だったり、音色だったり、すべてを再現していかないと完コピとは言えません。
…完コピって簡単に言うけど、大変なんですよ………w
ちなみに、コピーするときに、バンドスコアを買うこともあるかもしれませんが、バンドスコアに載っている通りに弾けば完コピできるか、というと、答えは否の場合が多いです。

何はともあれ、コピーをするときは、その曲をよく聞き込むことです。
先にも述べた通り、完コピに近づけるというのは非常に大事なことなので、少しでも近づけるように、まずは原曲を聞き込まないと話になりません。
キーボードの場合、どの部分でどんな音色を使用しているか、という部分も重要になります

ただし、キーボードが1本では足りない場合もあるので、その場合は、目立っている音を弾くことが多いです。
もしくは、ギターなどと被っていないところを弾いたりします。
この時点で、完コピから外れるのは承知しておきましょう。

原曲を聴くときに、通常の歌入りのものを聴くのも大事ですが、音色を追ったりするには、オフボーカル、カラオケバージョンを聴くほうがオススメです。
歌がないことで、楽器の音が聞きやすくなります。

次に、自分の追いたい音を探します。
どれがキーボードで出している音か、という判別をしていくのですが、初めは本当に目立っている部分しか聞き取れないかもしれません。
ただ、これは聴き込む内に聞こえてきます。
耳を鍛えることで、聞こえなかったものが聞こえてきます
絶対音感が必要と思われる場合もありますが、絶対音感は必要ありません
私は絶対音感はありませんが、なんとかなっていますw
この音を追いたい!という音を発見したら、その音色だけに集中します。
他の音は、耳には入っているけど排除している、という状態にします。
これを続けることによって、徐々に耳が鍛えられていきます。

私だけかもしれませんが、車で音楽を流していたり、ボケーっと何か聴いていたりすると、自然とキーボードの音だけ追っていることがあります。
聴き終わると、歌よりキーボードのラインが頭に残ることもしばしば…w
慣れてくると、意識して全体を聴いたり、切り替えてキーボードだけ聴いたりすることもできます。

完コピについて書いていたつもりが、少し話が逸れてしまった気もしなくはないですが、ともかく、完コピをしようという心意気を持ってコピーすることで、自分の技術も向上します。
ただ、スコアとにらめっこして、スコアの通り弾く、というものとは違った発見もあるので、ぜひ、原曲も聞き込んで、少しでも自分のものにしていきましょう。